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淡雪。 [Pick up2003-2004]

2004/12/29

雪です。
芥川さん、本物の雪です。

雪を見ると、知らぬ間にそう呟いています。
寒い。

新潟で被災された方たちは、震えていないだろうか。
身勝手にそんなことが頭をよぎる。

優しさを間違えないで、
やるべきことをはき違えないようにしなくては。

とある企画で、西川さんにインタビューしています。
『スキップ』神戸公演中に始まり、延べ時間にすると、
10時間以上になりました。
1回目の3分の1くらいの量を文字に起こしたら、
すでに規定文字数をオーバーしていました。
だから、ほとんどは掲載されませんが、折角だし、
何よりも僕が最後まで聞きたかったし、
全部をインタビューさせていただいたのです。

これが、またおもしろかった。
知らないこともたくさんあったし、役者という職業の人が、
役について、演技について、どのように考え、どのように実践するのか、
とても勉強になりました。

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ダーティ・ハリーを追いかけて。 [Pick up2003-2004]

2004/12/16

先週、クリント・イーストウッド監督の『ミスティック・リバー』を見た。
どうしても息抜きがしたくなり深夜にDVDをレンタルしたのだ。
抜群にいい映画というわけではなかったけど、彼はもう74歳なのだ。
感覚が錆びついてきても仕方がないはずなのに、
とてもストイックに監督を全うしている。

ミスティック・リバー

ミスティック・リバー

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2005/04/22
  • メディア: DVD


黒澤明が老いてからの作品は好きじゃないが、
83歳まで撮り続けたことを考えると、イーストウッドはまだまだやれる。
余談だが、黒澤は『七人の侍』を44歳、『用心棒』を51歳で作った。
監督デビューが33歳だから遅さ咲きの人だったのだろうか。
10年以上前に、『七人の侍』がニュープリントでリバイバル上映された
ときに、劇場に足を運んだんだけど、あれは幸運だったと今にして思う。
あのクライマックスの戦闘シーンを、大きなスクリーンで見るのは圧巻だった。
若き三船と年老いた志村喬の構図が最高だった。
あの辺りの黒澤作品を語り出すと切りがないからやめよう。

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拍手という花束を。 [Pick up2003-2004]

2004/12/09

未だにドキドキすることがある。
新作の初日や終らないカーテンコール。

本番があるから、
僕はなんとか踏ん張ることができる。
どこにもゆかずに耐えられる。

ここに溢れる拍手は、俳優にだけではなく、
劇場にいるすべての人に降り注ぐのだ、
と僕は思っている。

懸命に手をたたくお客さん自身にも、
ピンスポットを炊いている照明家にも、
劇場のアルバイトの女の子にも、
平等に降ってくる。

拍手をする人たちの顔を、
4番扉から眺めているだけで、
時折、僕は、泣けてくる。

拍手があるから、また明日も、やってゆける。

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STAR EGG <作・画  森博嗣> [Pick up2003-2004]

2004/12/05

なんて素敵なタイトルだろう。
ひとめでそう思いました。
「星の王子さま」ではなくて、「星の玉子さま」。
このセンスにクククと笑ってしまいました。
(ちなみに僕が好きな順は「人間の土地」「夜間飛行」「星の王子さま」です)

一冊の絵本が送られてきました。
プレゼントしてくれたのは、著者の森博嗣さん。
ちょうど森さんの著作『ナ・バ・テア』(『スカイ・クロラ』の続編)を
読んでいたところだったから、とても驚きました
印税を受け取らない代わりに、この絵本を広めるために、
1000人の方にお贈りしているそうです。

素敵な本というのは、冒頭から一貫して世界があるものですが、
タイトルも、絵も、形も、短い文章も、ぜんぶひっくるめて
僕は、この世界が気に入りました。

「宇宙には沢山の星があります」
「宇宙には沢山の夢があります」
「宇宙には沢山の孤独があります」

小さな星を訪ねて宇宙を旅する玉子さんと愛犬ジュペリの物語。
『STAR EGG』(作・画 森博嗣 文藝春秋)
http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/star_req.html

STAR EGG 星の玉子さま

STAR EGG 星の玉子さま

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/11/03
  • メディア: 単行本

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今日も快晴。 [Pick up2003-2004]

2004/12/02

誕生日でもなく、特別な記念日でもない。
身内の命日でもなく、なにかを達成した日でもない。
そんな日じゃなくても、誰にでも大切な日があるはずだ。
自分だけの記念日と言い換えてもかまわない。

いいことでも、よくないことでも、
忘れられない何かがあった1日。

もうあれから何年経ったのだろう。
たとえ10年経過していたとしても、僕はぜんぜん変わらないよ。
あの日の会話やあいつの顔がトゲのように胸に突き刺さって、
ずっと取れないままでいる。
普段は気にならなくても、この日が近づくとチクチク疼く。
抜こうと思えば、自分で抜けたはずなのに、
見えないほど小さくて、気づけば、奥深く沈んでいった。
何年経っても、10年前のように僕は笑えるだろう。
どれだけ時が流れても、どれだけ人が去ろうとも、
再会できれば、僕たちは、朝まで交わす言葉には事欠かないはずだ。

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読書の11月。 [Pick up2003-2004]

2004/12/01

最近、よく訊かれるので、書いておきます。
この一ヶ月くらいでおもしろかった本。
読み終わりたくないのに、寝る間も惜しんで読んでしまうんですよね。
自分に合う本って。

○博士の愛した数式 小川洋子
(成井さんのオススメだったのですが、すばらしく小説らしい小説)

博士の愛した数式

博士の愛した数式

  • 作者: 小川 洋子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/08/28
  • メディア: 単行本


○犯人に告ぐ 雫井脩介
(推理もの、というか刑事もの。この作家の作品は導入でついていけるか否か、
なのですが、文句なしに引き込まれました)

犯人に告ぐ

犯人に告ぐ

  • 作者: 雫井 脩介
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 単行本


○西の魔女が死んだ 梨木香歩
(僕が大人になってから発行されたものだから未読でした。やっと読めた)

西の魔女が死んだ

西の魔女が死んだ

  • 作者: 梨木 香歩
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: 文庫


○グラスホッパー 伊坂幸太郎
(真柴さんに貸してもらった。この人の感性が個性的で好き)

グラスホッパー

グラスホッパー

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2004/07/31
  • メディア: 単行本


○リアル 第4巻 井上雄彦
(またもや泣きました。切なすぎる)

リアル (4)

リアル (4)

  • 作者: 井上 雄彦
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2004/11/19
  • メディア: コミック


こんな本ばかりなら気軽に勧められるのですけど。
確かに古い小説は、とっつきにくいのでしょう。
でも、通らなければならない作家っていますからね。

nakamura@caramelbox.com

今日のお言葉

『誰よりも速く』

by 戸川清春


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ゼロの発見。 [Pick up2003-2004]


2004/10/30 22:22:22

ここ数日、ステキな本の影響で、
ゼロを発見した古代のインドのことや
素数やらを思い浮かべていました。

僕はあんまりがんばり屋ではないので、
毎日、のらりくらりとやっています。
それでも、のらりくらりとかわしていても、
どうにもならない状況に陥って、
全力で立ち向かうことになります。

その状態が続くと体力が低下し集中力が落ちて、
睡眠も取らざるを得なくなる。
何日も、何ヶ月も、全力で立ち向かいながら、
結果がでなければ、誰だってボロボロになるでしょう。

僕はすぐに口にしてしまいますが、
「がんばれ」と、言葉にするのは簡単です。
でも、自分のこととなると、わかってはいても堪えるものですよね。

つたない経験から、時が経てば状況は変化してゆくことを学びました。
当たり前のことのように思えますが、楽観的になるには勇気がいるから、
物事が好転することを信じるのはなかなか難しいものです。

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応援歌。 [Pick up2003-2004]

2004/10/21 23:10:49 

台風23号が猛威を奮って、列島のあちこちにたくさんの傷跡を残しました。
甘く見ていたわけじゃないけど、「まだ大丈夫」と僕も思っていました。
でも、ちょっとずれていたら、僕の家族は土砂の中だったろうし、
僕自身も波に飲み込まれていたかもしれません。
バスの屋根で寒さに震えたのは、僕やあなただったかも知れない。

死はいつも隣り合わせです。
何年か先にあるものではなく、
年齢とともに近づいてくるものでもなく、
生活の、生きることの、すぐ隣にいるのが死なんだと、
ふとしたときに目が覚めるような方法で思いしらされます。

迷ってる時間なんてないですよ。やることやんなきゃ。

僕は仕事柄、何年も先のことまで計画したり契約したりするのですが、
そこまで自分が生きてるかなんてなんの保証もないのです。
考えても仕方ないからこそ、今日、できるだけのことはやっておきたい。

今日、できなかった仕事を明日に持ち越すのは仕方がない。
でも、今日の思いを明日に持ち越すべきじゃない。

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虹。 [Pick up2003-2004]

2004/09/03

雨が降りました。
台風が去り、空が清らかになったと思ったら、すぐに雨。
気分を晴らそうと、
電気グルーヴのnijiを聴きながら劇場に向かいました。

nijiは初演の『ブラック・フラッグ・ブルーズ』のエンディング曲です。
双数姉妹も何かの芝居のオープニングで使用していたと記憶しています。

昔からこの曲がとても気に入ってます。
i-Podのデータを入れ替えるために、
いったんすべて消去したのだけど、
この曲とthe Roseだけは残しておきました。
iBookは壊れたけど、この2曲は助かったというわけ。
おかげで僕は歩きながら雨の日に虹を感じることができます。

毎日、思い悩むことはたくさんあります。
でもね、ぐずぐずしてる時間なんてないだろうと、
もう一人の自分が鼓舞してくれるのです。

ゆっくり消える虹みたく、
ゆっくり笑みを浮かべながら
消えてゆければいいのになあと思います。

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NOVEMBRE [Pick up2003-2004]

森山大道のフォトボックス「NOVEMBRE」を買おうと心に決めて、
書店に足を運んだが、目の前でやめてしまった。
彼の最初で最後のファッション写真集と銘打たれていたので
とにもかくにも惹かれているのだけど、別の本を買ってしまったのだ。

限定本だからもしかしたらもう出会わないかもしれないが、
それはそれで仕方がないだろう。
また何年後かに急にその気になって古本屋で探し回るのだ。
僕は森山大道が撮ったパリの街に興味があったのだ。
小径やカフェに溢れるパリの影。
遠い視点と疾走感。

NOVEMBRE

NOVEMBRE

  • 作者: 森山 大道
  • 出版社/メーカー: 月曜社
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 大型本

写真家は写真家であり続けるべきだ。
彼の作品を見ていると、そう思わせる何かが迫ってくる。
荒木経惟は写真に還ろうと飄々と藻掻いているように見えるし、
森山大道は写真家として立ち続ける覚悟を感じる。

が、藤原新也は現在どこに立っているのか。
釈迦のようなステージから眺めているのだろうか。
僕には写真家ではなく、作家になってしまったように感じられて少しだけ寂しく思う。

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